【箱根】彼女と一泊二日でアートを満喫してきた【ガラスの森/星の王子さま/POLA】

日記行ってきた
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※写真大量

こんにちは。

突然ですが、彼女と同棲をしていると一緒に旅行に行った帰りにお別れをせずに同じお家に帰ることができるので寂しくありません。

そんな簡単なことに気が付かせてくれたのは僕が大好きなラッパー達のトラックを制作している「観音クリエイション」氏です。

そんなこんなでやっと彼女と一泊二日の旅行に行けましたが、皆さんは箱根が好きですか?

好きですよね。みんな大好き箱根。
神奈川の魅力を一層引き立てているのが箱根。

茨城県に箱根をください。

さて、今回は箱根の美術館を3軒巡り、美味しいものを食べ、写真をたくさん撮りました。
この記事では箱根のアート事情を写真とともにお伝えしたい所存。

これは良かった!という豆知識も備忘録的に書いておきたいのですが、どれくらい覚えているか不明。

写真はトロントにワーホリで行くときに買ってぶっ壊したRX100を書い直したので、バンバン撮りました。
カメラ素人です。

ご飯系は別記事をご覧あれ。

1日目 北千住〜箱根

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生憎の空模様。
昼からは晴れの予報でしたが、台風が銚子沖にいるとのことでところによってはゲリラ的に豪雨が降っていました。

9月に入ったとは言えまだ油断できません。

しかしそんなことは気にならないくらい高揚していました。
ロマンスカーは「特急」。

特別なのです。
ロマンスがはじまるくらい特別な列車。

手元にある「小田急ロマンスカー時刻表」によれば、現在運行しているロマンスカーはなんと5種類!
上記の美しいフェルメールブルーの車体は北千住・新宿〜箱根湯本・藤沢・御殿場を結ぶMSE60000系
地下鉄千代田線に乗り入れてます。
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この美しい天井の曲線とライティング。

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曲線を持つ三角形の飛び出し机。
ここからアートの旅がはじまっていると言っても過言ではありません。
装飾美も美しいですが、機能美も同様に美しい。

箱根フリーパス

さて、美しいアートの旅ですから支払いもスマートにやりたいもの。

箱根フリーパスは発駅〜小田原の料金込で更に箱根近辺の8つの乗り物の料金も込。(無料、じゃないよコミコミの金額だよ)

新宿〜箱根湯本間 2日間 大人5,140円ポッキリ!

私たちはここにロマンスカーの特急料金(片道1,000円くらい)と北千住〜新宿間の料金(300円弱)を追加しています。

チケットの予約購入は乗車日の一ヶ月前から。
帰宅する日の一ヶ月前ということを失念して行ったら、「帰路の分は明日にならないと予約できません」と北千住の小田急トラベルのお姉さんに言われたのでお気をつけて。

ホームページ上からも出来るみたいです。

北千住から箱根湯本直通の便は非常に本数が少なく、午前中は9時台しかなかったはず。
帰りも丁度いいのがなかったので新宿までの便を抑えました。

ちなみにフリーパスを見せると美術館の料金が優待価格になるなど、様々な施設が割引になることが宣伝されています。

ただ実際には美術館の料金は2箇所セットで買ったり、箱根湯本のバスのりばで同額の割引チケットを販売しています・・・。
つまりそれらのチケットは普通に買うと「高い」だけ。

ですが箱根湯本駅内にある土産物屋では割引になり、強羅公園は入場無料に。
何よりバスの乗降でチケットを見せるだけで良いのがとても楽。スマート。
小田急万歳。

箱根湯本〜ガラスの森美術館

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小田原手前でこの快晴。
確かに神はこの世界にいるのであります。
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強羅の文字にワクワクを隠しきれません。
今回は登山鉄道には乗らず、登山バスの旅。

ごった返すホームを抜け、えゔぁ屋の隣、ホームの下にあるコインロッカーに荷物を預けるのです。
ちなみに400円ですが、駅内のロッカーあたりに両替機があるので高い!とか思わずスッと払いましょう。

ここでバスの時刻表、箱根フリーパス(A4サイズの地図付きの)を入手しましょう。
ネットでいちいち調べるより紙で持っていたほうが参照しやすいものがあることを知りました。

めっちゃ便利。

アクセス

箱根湯本駅のバスターミナルは駅を出て小田原方面へと3分ほど歩きます。

私たちは今回箱根湯本ホテルに宿泊したので重たい荷物はロッカーに置いていきましたが、ホテルが山の中だともってくしか無いので踏ん張りましょう。

箱根湯本からバスで23分。仙石を通るバスならどれでも可。
本数も一番多い路線ですので焦らず。
「俵石・箱根ガラスの森前」で下車。

景色

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HAKONE GLASS FOREST MUSEUMなのか。
Venetian Glass Museumなのか。
表記ゆれがあります。

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庭園がとても素晴らしい。
すすきにガラスがついているのですが、光の反射で虹色に発色してとてもエモさがあります。
また、全体的に緑と青と白なので目に優しい。

サンドブラスト体験

メインイベントの一つ、グラスへのサンドブラストです。
模様の描いてあるシートの中をくり抜き、その部分に砂を高速で吹き付けることで傷をつけて模様をガラスに移すのです。
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猫の柄が白くなっていますが、白くなっているところが穴が開いている=砂で模様がつくところです。
まずはこのくり抜き作業をします。不器用がバレる!

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右が私のです。
花柄を真ん中あたりに貼り付けたのが奏功したと、後から指導のお姉さんに教わりました。
曲線がキツいところだと紙とガラスにスキマができるので、上手く傷をつけるのが難しいそう。
シート以外の部分には砂が当たらないようマスキングテープを入念に貼ります。
アーティストへの道は地道な一歩の積み重ねです。

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このガンキャノンカラーの機械がサンドブラストマシン。
足元にはコンプレッサーと砂を出す機械が接続されています。
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手袋を装着!

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完成!
お姉さんが包み紙を持って背景にしてくれました!優しくて親切な人でした。
とても丁寧に教えてくださってありがとうございます。
これで梅酒を飲むんだーと彼女も大喜びです。

あじさい庭園と展示品

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あじさいの季節ではないのですが、夏の暮れのいい緑をしています。
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アートと言ったら彫刻と噴水と相場は決まっているのです。
これがアート。

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RX100の性能を試したい感じになってしまいました。
ケースから出して、スイッチを押して、シャッターを切る。
これだけでこの綺麗なガラス達を思い出に残すことが出来るので大変素晴らしいカメラです。

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この緻密で繊細な柄で21,600円なら思わず買いますよね、富裕層なら。
質感の主張がとにかく凄いのです、ガラスのアートたちは。

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なんて素敵に写せるカメラなんでしょうか。
一眼レフは高いし重いし難しいので、私たちのような「スマホ以上の画質で思い出を残したい」カップルにはぴったりのカメラです。
というかカメラを持っていくと大変撮りがいのある空間ですね、ガラスの森は。

肝心の展示品ですが、とても素晴らしいヴェネチアンガラスでした。
写真は禁止だったので(多分)撮っていませんでしたが。深い青と鈍い光沢を放つ数々のアレ。

二千年の旅展の展示品については公式サイトにもアップされているし、撮るのもなんか野暮ったく感じたので。
公式サイトを。
しかし、「これがガラス??」と首を傾げてしまうものばかりでした。
なんでも、特定のガラス製品は風化の中で銀化という現象が起こるそう。
すると虹色の光沢を持つようになると。

彼女も興味深く見ていたようでした。
良かった。

星の王子さまミュージアム

ガラスの美しさを堪能した後は星の王子さまミュージアムへ。
ガラスの森から近いので歩いていきました。

星の王子さまと言えばサン=テグジュペリの名作ですが、私は昔一度読んだきりであまり良く覚えていませんでした。

「しくじり先生」というテレビ番組で、オリエンタルラジオのあっちゃんが星の王子さまの魅力について語っていたことを思い出しました。

へびとバラ、そして作者のサン=テグジュペリの生い立ち。

読んだことが無い方にはあまりおすすめできません。

アクセス

星の王子さまミュージアムはガラスの森から歩いて10分ほど。
バスで行くには桃源台行きのT系統に乗るか仙石で乗り換えるか。

荷物を持っているか体力的にしんどければ桃源台行きのバスの時刻を調べておきましょう。
わからなければガラスの森のお姉さんに聞けばきっと教えてくれるはず。たぶん。

写真

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彼女が撮ったもの。
この門はあまり使われていないようですが、星の形に彫られて?いますね。
可愛い。

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こんな家に住みたいと思う人もいるのでしょう。

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細かい所が可愛らしく、美しく出来ていました。
特にベンチ。
思わず座ってしまいました。

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風景から一枚を切り出すとはとてもむずかしいのですね。

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カフェはやっていなかったのですが、レストランはやってました。

箱根スイーツ祭り?のようなチラシをあちこちで見かけたので、甘いものでみんなを釣ろうというのでしょう。

箱根では温泉まんじゅうが一番美味しい気もしますが笑

サン=テグジュペリ

サン=テグジュペリは1900年代の人です。
飛行機乗りとして活躍。

戦争の世紀でしたから、各地を戦闘機パイロットとして飛び回ったとか。
戦争を経験した人の中でしか真の平和は生まれないのかもしれません。

2日目 POLA美術館

さて、宿での美味しい食事の話は別記事にするとして。
2日目は箱根湯本から箱根登山バスに乗ってPOLA美術館へ。

箱根には見どころが多々あります。
温泉巡りや美味しい食事処巡りをせずに、あえて美術館を3箇所も尋ねるこの旅。
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贅沢ですね。

POLA美術館に直接向かう登山バスは本数が少ないので気をつけて!

直接向かうバスで30分強。
仙石で乗り換えるともう少しかかってしまいます。

TUNE cafe

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開店前なので暗いです。

POLA美術館には飲食店が2箇所。
レストランとカフェです。

朝イチで行ったらどちらもまだ準備中でした。
残念。

POLA美術館は文字通り山の中にあります。
周りを取り囲む木々の多さは、夜だったら怖いだろうなと思わず考えてしますほど。

美術館内はとても天井が高く開放的。
ここでコーヒーを飲んでみたかった。

ピカソとシャガール展

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ピカソとシャガール展を開催していました。
ピカソと言えばゲルニカで、シャガールと言えば水曜どうでしょう。

ホテルにはシャガールの絵が飾ってあるものです。

肝心の絵は撮影禁止でした。
二人とも有名な画家なので知っている方は多いでしょう。

しかし、一番衝撃だったのは絵の大きさ。
いえ、大きい絵に衝撃を受けたといったほうが正しいかもしれませんね。

大きい構造物には心を揺さぶるエネルギーがあります。
画面の中で見る絵にはない「大きさ」を体験しただけでも行った価値がありました。

化粧道具

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POLAが運営しているだけあって美容関係の展示があります。

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美しいのですが、展示品保護のために暗いのでよくわからない点も多々あり。
目があまり良くないとこういうときに残念ですね。

遊歩道

POLARIZATION美術館のもう一つの魅力。
それは美術館外の遊歩道です。

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手入れの行き届いた森林とオブジェ。

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一周20分から30分。
いい運動になります。

森林の放つオーラというのでしょうか。

「俺は一歩も動かないぞ!」という空気感、どっしり感。

山を歩くと自身の持つ感性がにょきにょきと芽を出しますね。

強羅公園


帰り際に強羅公園に立ち寄りました。
美術館ではありませんが、木々や花が美しいので癒されます。

POLA美術館からは強羅行の登山バスへ乗車。
15分くらいだったでしょうか。

箱根湯本直通のバスもあるのですが、こちらも本数が一日に3本程度。
バスに合わせて計画するのもなかなか難しいので、強羅から登山鉄道で下山するルートです。

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強羅公園は一般入場料が550円。
箱根フリーパスを提示すると入園が無料になります。

小田急を利用するなら確実にフリーパスを入手しましょう。

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クラフトハウス

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帰路

おみやげ探しの旅を箱根湯本駅周辺で行った後に帰路に。
おみやげ探しにはカバンが邪魔なので、コインロッカーを利用しましょう。
今回は二日目もえゔぁ屋の隣のロッカーを利用。

帰りのロマンスカーは午前中のを逃すと、北千住行きが夕方の17時と言われ、断念。

新宿行きまでを購入し、無事に帰宅。
ロマンスカーの北千住発着の便は貴重なのですね。

ホテルのご飯の記事もかけたらいいな。。。

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