コロナ禍で転職活動をした話

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こんなご時世ですが転職活動をして内定をもらったのでその体験談です。

 

 

何をやっているのか・キャリア

都内の零細企業にてウェブ担当、ウェブマーケティング全般を広く浅く担当していました。
今の会社に入る前にウェブ研修を受け、現職にて4年。
ウェブ関連のキャリアとしては5年目の30代です。

 

キャリアとしては専門性が弱く、今後のことを考えると予算規模の大きな組織でステップアップしたいと考えていました。

マーケティングと一口に言っても業務は多岐にわたります。

・サイト更新
・KPI管理/企画や戦略構想
・集客
・メルマガ/MA
・ホワイトペーパー作成
・(オンライン)セミナー企画/運営
・SNS
・広告

広告周りを自社内で(インハウス)で回せているとキャリア的に非常に強いのですが、外注していました。
これらの幅広い業務をそれなりの成果が出せるまでやり切るには予算を含めたリソースが不可欠です。
一人でやっていくのに限界を感じ、チームで働ける規模の会社へ移りたいと考えました。

 

今後は何をやるのか

中規模の企業グループをもつ親会社にて子会社のマーケティングに携わります。
商材は伏せておきます。

特にMA(マーケティングオートメーション)ツール、Marketo(マルケト)のメイン担当になります。
マルケトはAdobe社が提供する多機能ツールですが、金額的に零細企業には手が出せません。
とにかく高い。

 

マルケトの運用者は日本でも数が限られており、今後のキャリアとして非常に魅力的だったので最終的に決定しました。
マルケトのようなマーケティングツールはある程度の規模の会社でないと手が出ず、一方で既に導入している企業では「型」が出来上がっていると思われます。
今回内定をもらった企業ではまだ「型」ができあがっておらず、今後体制を構築していく段階とのことでした。
採用されたのは今後の自分のキャリアにとっては幸運でした。

 

小規模の企業で一からスキルを覚えたり体制を構築してきたことが評価されたようです。

やってきたことが評価された瞬間というのは本当に嬉しいものです。

面接落ちまくってたので受かった瞬間はとびきり嬉しいというよりホッとした感覚が強かったです。

コロナ禍での転職・最も印象的だった点

コロナ禍での転職で最も印象的だったのは、対面の面接が一度もなかったことです。
適性検査で一度だけ志望先の会社に出向きましたがたった一度だけ。

ほかはZOOMやTeams、Googlemeetを利用したウェブ面接でした。
HAKUTAKAとかいうツールも一度だけありましたね。

 

応募した企業の中には対面でないと不可と記載されていた企業もありましたが、そうした企業はこちらが避けたり、書類が通過しなかったりしたので今回は縁がありませんでした。
それにしても大部分の企業はウェブ面接を導入していたので少なからず驚きました。

 

 

書類の応募総数は約100社にもなります。
書類が通過し、面接したのは17社でした。

 

期間は正味3ヶ月。
はじめの一ヶ月は書類固めをしていたのであまり面接は多くありませんでした。

真ん中の一ヶ月が一番忙しかったですが、結局内定をもらった企業は面接に慣れつつも転職活動に疲れかけてきた3ヶ月めにフラッと受けた企業なので(笑)、世の中そんなものだなーと思いました。

 

リモートワーク&ウェブ面接は移動時間がかからない分、昼休憩中や仕事終わりに気軽にウェブ面接ができるので面接をこなすことができました。

仕事が忙しい人、出社が多い勤務形態だったらとても無理だったでしょう。

 

転職エージェントからも

 

書類通過は10社中1~2社くらいが相場ですよ

と言われていたのですが、実際そんなものでした。

 

キャリアが強い人は当然通過率はあがるでしょうが、そういう人は意外と転職市場に出回らなさそうなイメージもあります。
福利厚生充実の大手企業でバリバリやっていそう。

 

 

ウェブ面接のコツ

面接対策用のワードファイルを作ります。
私はエージェントからもらったファイルを自分なりに活用して書き込んでいきました。

・自己紹介
・転職理由と社歴
・転職軸
・志望動機
・成功体験、実績
・失敗体験
・キャリアビジョン

それぞれを語っていくとキリがないのでそれはまた別の機会に。

重要なのはウェブ面接の画面にこの書き込んだWordファイルを表示しておくことです。
カンペです。

これがとても大切なのですがそんなことはエージェントもわざわざ言わないので私が書いておきます。
カンペをPC画面に出してウェブ面接に臨めと。

 

 

使用したエージェントとその感想

今回はパーソルキャリアのdodaを使いました。
随分昔に一度キャリアカウンセリングを受けたことがあったのですが、その際の対応がめちゃくちゃ悪かったので印象は正直良くありませんでした。

 

dodaを利用した理由はこちらの希望するマーケティング関係の求人の数が他より多かったからです。
リクルートエージェントなども考えましたが、担当についてくれたエージェントの方との相性が良かったこともあり乗り換えはしませんでした。

希望する求人の数と質があるか、マッチしているのか。
担当エージェントとの相性はマッチしているのか。

これが非常に重要だと感じました。
担当の方のおかげで内定先との最終面接の際の志望動機は役員から「非常にクリアですね」と褒められるレベルに持っていくことができました。
地に足がついた志望動機、転職軸を作れるかどうかは担当するエージェントのレベルにも左右され得る要素があります。

多くの人にとって転職活動は慣れないものです。
志望動機の作成に慣れている人なんてそう多くはありませんから、プロに客観的に聞いてもらうことが大切だと感じました。
実際自分の志望動機も最初はしょっぱかったと思いますし、仕事とはいえ長電話で志望動機固めに付き合ってくれた担当の方には感謝しています。

 

適性検査について

適性検査は避けて通れないと感じました。
とにかくこれが苦手で毎回嫌々やっていました。。

適性検査には
・学力テスト
・性格診断
の2パターン、あるいは両方を実施する企業があります。

内定先は両方を実施するパターンでしたが、適性検査だけで合否を判断するタイプの企業ではなかったのが救いでした。
学力テストもSPIなどよりレベルが低く、正確性や問題数をこなすことを見ていると思われるタイプのテストだったのでなんとかなりました。

また学力テストにもSPIなどいくつも種類があります。
SPIなどは非言語分野(数学)の対策が必須です。
問題の解法を知らないと解けない問題も多い上、問題数も多いので普通にやっていたら制限時間に間に合いません。

 

面接は数をこなす内に慣れていきますが、非言語分野の問題には慣れませんでした。
一次面接を通過してもその先に待っている適性検査。
ある意味転職活動において一番やっかいなのがこれです。

 

転職活動における適性検査は徐々にあって当然のものになってきています。
半分以上の企業には適性検査がありましたし、スタートアップでも同様です。

 

最終的な志望動機

御社を志望したのは資格の取得支援を通じてビジネスパーソンのキャリア構築に貢献したいと考えたからです。

自分自身、ウェブ解析士の資格取得の勉強を通じて学びたいことが明確になっていきました。

メルマガ配信ではなく、メールマーケティングという概念があったり、CRMやMAといった考え方も学ぶことができました。

御社を利用される方で、主体的にキャリアについて学ぶことでやりたいことが明確になる方が増えていくとよいなと考えました。

商材を隠すと言いつつ隠しきれていませんでしたね。

 

資格は取っておくと良いと感じました。

面接では
・課題
・行動
・結果
で自身の行動を振り返りつつ自身のアピールをすることが多いものです。

資格をとっておくと
・行動
のところで資格取得についてある程度説得力をもって語ることができます。

専門知識が不足しているので(課題)ウェブ解析士の資格を取得しました(自発的な行動)。
その結果業務において〇〇という数字を上げることができました(結果)。

という構文を作ることは転職活動のコツでしょう。

逆質問

よくしていた質問は下記です。
・どのようなパーソナリティを持った人が活躍しているか
・特にどのような点を重視して採用活動を行っているか
・コロナ禍においてどのような変化があったか(売上、働き方など)
・ライバル企業や競合サービスは

他にも良い逆質問があればいいなと思って探したのですが特に見つからなかったのでこの4つをヘビロテしていました。

総括

つらつら書いていたら3000文字を越えてしまったのでこのあたりで。
何より大切なのは受かるまで転職活動を続けることだと感じました。

内定は結局1社のみでしたが、この企業は他のどの企業より高く私の経歴を買ってくれました。
ほぼ1次面接が終わった段階で内定を出すことを決めていたようで、2次面接の際には役員からご一緒したいと言われたので。

他の企業での見送り理由には下記のようなものがありました。

・応募要件とマッチしない
・スキル不足
・意欲が足りない
・正直なのもいいがもっと器用な人がいい
・充足したため採用活動終了した
・データから課題を取り出せない

今に見とけよ、自分のことを落とした企業共。
そう思いながら面接対策と適性検査対策をしていきましょう。

以上、コロナ禍での転職体験談でした。

 

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